今回の記事では、部屋の中で育てている植物の水やりについてお話します。
その前にお伝えしておきたいことは、私は観葉植物が大好きだけれど、かなりのズボラーであるということ。
大好きな植物への水やりですが、この性格がゆえ面倒だなと思うことはやっぱりあるんですね。
観葉植物の水やり方法をインターネットなどで調べると、
・土が乾いたら鉢底からにじみ出るまでたっぷり水をあげてください。
・受け皿に水が溜まっていると根腐れするので必ず捨ててください。
というようなことがだいたい書かれていますよね。
「鉢底からにじみ出るまで水をあげて、受け皿の水を捨てる」
これは大きな植物だと毎回の水やりがちょっと面倒すぎない?
と思うのは私だけでしょうか?
この記事は
・インターネットで調べる方法で水やりをする自信がないから植物を迎え入れられない。
・大きな植物はどうやって受け皿の水を捨てるの?
という不安や疑問を持っている人に読んでほしいです。
水やりの基本
これが基本です。
土が乾いたらたっぷりの水をあげる理由は、土が乾く前に水をあげると、ずっと土が湿っている状態になって根腐れしてしまう可能性があります。
またたっぷり鉢底からにじみ出てくるまで水をあげることで鉢の中の空気も入れ替わり、根がしっかり呼吸できるようになります。
根っこも呼吸しているので、新鮮な空気がないと呼吸ができなくて苦しくなるんですね。
たっぷりの水をざっとあげることで、鉢の中に滞っている空気がいったん外に排出され、新しい空気が取り込まれます。
この水やりの方法が、観葉植物が喜ぶ水やりです。
私の水やりのしかた
ズボラーの私の水やりのしかたをご説明します。
※良い子はまねしないでね。
持ち運び簡単な小さな植物の水やり
小さめな植物の場合は、水やりも受け皿の水を捨てるのも簡単です。
しかし鉢が小さいので、水が多すぎると受け皿からもこぼれてしまうし、少なすぎると受け皿ににじみ出てこない。
微調整が難しいですね。
私は、小さな植物はすべてキッチンのシンクの中に集合させて、蛇口からシャワーで一気に水をやりをします。
そうすることで、鉢底からどれだけにじみ出ても気にすることなく水やりができるので、とても簡単。
鉢の中の空気も一気に入れ替わるのがわかります。(目に見えるわけではありませんが)
しばらくシンクの中で水を切り、受け皿に戻したら水やりの完了です。
吊り下げ鉢の場合も同じ方法で、ちょっと長めに水を切ると吊るしても水がポタポタ落ちてくることはありません。
シンクの中に揚げ物などで使用する網?を敷くともっと簡単に水が切れます。
けれどなくても水は切れるので、めんどくさがりの私は網を出すのも面倒なので使いません(^^)
シンクには入れられないような大きな植物の水やり
厄介なのは大きな植物ですよね。
シンクに入らない大きな植物は、私はベランダに出して水やりをしています。
我が家のベランダは、水道があるので、ホースでじゃっと水やりができます。
下はウッドデッキになっているので、板の間から水も流れていくので水切れも良いのです。
しかし、移動させるのがとても重い……
私は、移動させるのも思いような植物の場合は、キャスター付きの受け皿を使っています。
受け皿に直接キャスターがついていなくても、板などの裏にキャスターを取り付けてキャスターボードを自作し、その上に受け皿と鉢を置いてもいいと思います。
キャスターでコロコロとベランダの近くまで持って行って、外に出すときだけ踏ん張って持ち上げます。
あとはジャーと水をあげるだけ。
水が切れたら元の位置に戻します。
ベランダで水やりをするのが難しい場合は、お風呂場でも可能ですね。
これが、大きな植物の水やり方法です……
が、実はこの方法は私は年に数回しかしません。
次に説明するのが、ズボラーの水やり方法です。
植物を全く動かさずに水やりする方法
重い植物の場合、いくらキャスターが付いているとはいえベランダやお風呂場に持って行って水やりするのはハードルが高いですよね。
暖かい成長期の時期だったらたくさんの水を必要とするので、この行為が週に2~3回になることも。
私にはできないのです。いくら植物が好きとはいえ、ズボラですから……
では植物を動かさずに水やりをする方法とは、受け皿に水が出てこないギリギリの量の水をあげることです。
鉢が許容できる水の量を把握する
鉢の中の土がどれくらいの水の量を含むことができるかを把握します。
最初は500㎖くらいから調節し、しばらくまって水が出てこなかったら少し追加する。
追加は少しずつで、鉢底から溢れないようにしましょう。
鉢が小さい場合はもっと少量からはじめてくださいね。
少し鉢底からにじみでてきたらそこでストップ。
鉢が許容できる大体の水の量がわかりますね。
少し出てきてしまったくらいの受け皿の水なら、半日から1日ほどで吸収します。
吸収しきれない量が出てしまったなと思ったら、雑巾などで吸水しておきましょう。
受け皿に水が溜まった状態で放置すると、その水が腐敗して根も腐らせてしまうことになります。
次からは、鉢底から少しも出ないように、許容できる量より少し少なめの量の水をあげてください。
そうすることで鉢全体に水はいきわたるけれど、受け皿に水はたまらない水やりができます。
少し難しく書きましたが、いつも水やりをしていると、何となく与える水の量は自然とわかってきます。
根の呼吸は大丈夫?
根の呼吸、気になりますよね。
「根が呼吸できるように、たっぷりの水をあげて鉢の中の空気を入れ替えてあげましょう。」
と伝えたのは私ですから。
大丈夫かどうか根拠はないのですが、大型の植物はそれだけ鉢も大きいので、空気も鉢の中に沢山入っているのだと思います。
なのでこのズボラーの水やりでも大丈夫なんじゃないかな?と考えています。
しかし、ずっとこの水やりだとやっぱり根の呼吸が心配なので、年に数回はベランダに出して、鉢底からじゃんじゃんにじみ出るまで水浴びをさせています。
私はこの水やりの方法で、迎え入れてから5年ほど経過している植物も枯れることなく元気に育ち、株分けや挿し木で増やしたりできているのです。
まとめ:水やりはあまり神経質にならずに
観葉植物をお迎えしたいけれど、水やりが不安で躊躇している方!
この私でもちゃんとできています。
大きな植物だとそれなりに値段もするし、長く大切に育てたいですよね。
私は、観葉植物を育てる上でいちばん大切なことは、日々の観察だと思います。
日々観察をしていれば、水やりが多少いいかげんでも、肥料の与え方が多少いいかげんでも、植物の小さな変化に気づくことができます。
小さな変化に気づくことができれば、しっかり成長していることもわかるし、反対に弱っていることもすぐに発見できるのではないでしょうか。
弱っていることが初期段階で発見できれば、それに応じた対処ができるので、大きなダメージになることを防げます。
なので、水やりはあまり神経質にならずにいきましょう。
私は水やりだけでなく、どんなことも神経質にはなりません。何とかなるのです。
愛情をもって育てていれば植物も答えてくれます。
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